近未来のニューヨークで暮らす夫婦。
レイチェルが昇進することになり、ポッドを使った妊娠をしてみないかと提案される。
レイチェルは新たな妊娠方法に興味があり、ポッドを使った妊娠に意欲的だったが植物学者の夫アルフィーは自然な妊娠を望んでいた。
ポッドを使用した妊娠と赤ちゃんを育てることで夫婦はどう変わるのか。
女性が身重にならないことで仕事は続けられるし、今まで通りの生活ができる。
けれど自分のお腹に赤ちゃんがいない、不自然な感覚がして実感が湧かない。
意外だったのは反対していたアルフィーの反応で、子どもを妊娠できない男性がまるで赤ちゃんが自分の体の中にいるようにポッドの面倒を見ていて面白かった。
自然や森を愛するアルフィーが、人工的な妊娠であそこまで変わるなんて驚いた。
赤ちゃんは欲しいけれど理由があって妊娠はできないという女性や、キャリアや夢を諦めたくない人には理想的なシステムなのかもしれない。
近未来的で斬新な世界で、もしかしたら将来こんなことができるようになるのかもしれない。
AIセラピーで夫婦で意見交換したり、ポッドから生まれた赤ちゃんは夢を見ないという設定が意味深で好きだった。
