クリーム

劇場版 ほんとにあった!呪いのビデオ100のクリームのレビュー・感想・評価

4.0
記念すべき100巻目は、劇場版と言う事で、楽しみにしていました。
数ある心霊動画シリーズで、100巻を超えると言う偉業を成し遂げた「ほん呪」。ファンの私は、全て覚えて無いけど104までしっかり毎回観賞しています。この劇場版は、正直ファンにはありがたい作品。まず「ーーとでも、言うのだろうか」でお馴染みレジェンド中村義洋さんの監督·ナレーション·出演でテンション爆上がり。内容も過去作品の総決算の様なモキュメンタリー。まるで「シリーズ○○」の集大成。やっぱり、心霊描写のリアリティが上手で嬉しくなる。
※怖さは、薄いです。
※4.0は、ありがとうの意を込めて。

中村さんが96のナレーションを収録中、投稿映像に見覚えがあると言う。 それは自分が演出をしていた頃に見た投稿映像で、その時は周囲の人間に霊障が出たのでお蔵入りしたと言う。ならば、それについて検証しようとなった。そして、番組スタッフが多忙の為、中村さんが検証する事になるのだった。



ネタバレ↓



ママさんバスケの試合映像の途中で映像が乱れ、画面が切り替わり、赤い神棚、赤い御幣、赤いお面、アップになった魚の目等が映し出され、その映像を見て以来、投稿者の周囲でおかしな現象が起こり始めたと言う話。また、それを観たスタッフにも影響が出た。
昔の投稿映像の元となったビデオテープを探す事となる。
取材部分は割愛します。

結局、バスケコーチで神主だった男がバスケチーム6番の和子さんにストーカー行為をしていた。彼が和子さんに疱瘡神の呪いをかけ、和子さんは急性肝炎で亡くなった。でそいつは、和子さんを殺してでも枕元に居たかった。疱瘡神を呼び込む呪いをかけ、あえて疱瘡神を送り還さなかった。で、自分も亡くなり、死後も和子さんの家に巣食ったりビデオを見た者の元に現れたり、怨念としてこの世に残っていた。と言う内容でした。
多数出て来たダビングのテープは処分された。
そして、疱瘡神を送り還す手順をしっかりスタッフが行い、起こっていた事象は止んだ。
投稿者の大学生の異変も治まっていた。 ちゃっかり隣に住んでるヤバめな女の先輩と付き合う事になっていた。彼女は、ラスト赤い服を着て気持ち悪く笑うのだった。

ラストは、彼女が疱瘡神の呪いを受け継いだって事だったのかな?
とにかく、ずっと「ほん呪」を愛して来たファンの為に作られた、素晴らしい作品で、満足でした。
個人的には絶対的エース·岩澤さんと彼の相棒だった菊地さんの復活を観たかったけど…。またいつかやって欲しいな。
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