男はくらいよ監督さそり

座頭市兇状旅の男はくらいよ監督さそりのレビュー・感想・評価

座頭市兇状旅(1963年製作の映画)
4.0
『ローグワン』のドニーイェンや『ドントブリーズ』のステファンラングが如何に座頭市の勝新を参考にしているかよく判る。今回は母物の人情劇とヤクザの用心棒が絡む話。用心棒の演技がまんま三船の三十郎なのに笑う。とにかく勝新の動き、表情、殺陣に魅せられ、名人落語を見てるよう。握り飯食うシーンや階段を急いで降りるシーンの絶妙さ!脇役も皆うまい。特に母役が『八月の狂詩曲』の村瀬幸子。上手いはずだわ。「めくら」ってセリフが100回位出てくる。