別にベッキーキレてないし、なんだこの邦題…。
とりあえずツッコミどころ満載のB級底辺だだった。展開つまらんくて一度寝落ちしたし100円返して。
構想ではもっと世紀末みたいな世界観だったんだろうな。
予算かなんかの都合でだんだんとショボくなっていった感が否めない。
まあそこは目を瞑るとしても、ベッキーが行動していく動機や理念みたいなもんがスッカスカ。
犬いなかったら話成立してないのなんの擁護もできない。あれが許されるのはジョン・ウィックだからだ。
見ている側としては、別にベッキーがどうなろうと知ったことではないので、なーんも感情移入できない。
たまたま相手が悪者だったから良かったものの、そもそも発端はベッキーがケンカ売ったのが悪いし、ベッキーのキャラ紹介からしてただの素行不良のガキなのでなんだかなあ。
この手の映画はさ、殺され側が一人一人消されていくことにたいして、こう悪役というか悪者側が感じる恐怖とか畏怖とかそういう演出がないと面白くないんだけど、ほぼなかったね。
スプラッタはがんばってたけど、美術班ががんばっただけだし。
黒幕も別に「ええ?あの人だったの?」とは全くなりませんですよ、登場人物少なすぎて。
多分脚本時点ではもっと見せ場があったのが、色んな事情でカットされまくりったのではないかな。
というかベッキーからしたら黒幕が誰でもいいんだよね、このお話だと。
なんか次回作匂わせとかあるけど、そんなことより一作できちんとまとめろやって感じだわ。
全体的に監督の力不足さというものを凄い感じる。
ベッキーの内面を全く描けてないからね。複雑な環境ということは冒頭から触れてるのに、内面つまり心境とかさ。あとは同居おばさんへのフォローとか全くなし。はぁ
追記:
なんとこの映画「ベッキー」という作品の続編らしい。知らんがな…