叡福寺清子

ラ・メゾン 小説家と娼婦の叡福寺清子のレビュー・感想・評価

ラ・メゾン 小説家と娼婦(2022年製作の映画)
3.0
なんでも本邦には,自らがお金欲しさに体売っときながら,後々「私達は買われた」とか言って被害者ポジションのマウントを取る性根の腐った人がいるらしいですね.そんなに被害者になりたいのなら,アゼルバイジャンあたりの少女に転送してロシア兵に誘拐されたらよろしいがな.こんばんわ三遊亭呼延灼です.
大方は納豆みたいな名前でカメムシ顔の女性の口車に乗っかったんでしょうけど,泥船を選択する辺りは,脳味噌の軽さを証明することにしかなりませんぞっと.

本作は,小説家が次の作品執筆の為と娼館で働くも,そこでの人々とのやり取りや同僚娼婦との交流にはまちゃって,執筆が二の次三の次になっちゃった,木乃伊取りが木乃伊の作品でした.作品の四割くらいが睦言ということもあって,当然18禁でございます.ソフトポルノです.エマニエル夫人日本公開50周年と,関連させての本作公開なんでしょうか.そぅいやぁ,客は助平そうな男性がほとんどだった感じがします,私を含めて.

印象的だったのは,女性らしい生き方を選ぶがゆえに娼婦になったと主張した女性の力強さ.そこには「買われた」とかいう卑しい被害者意識は皆無.一人の人として尊敬に値する生き様がございました.まぁだからって,私が娼婦を買うことはございませんけどね,私の愚息はかれんさん専用ですし,何より病気怖いじゃん.