やすえ

ラ・メゾン 小説家と娼婦のやすえのレビュー・感想・評価

ラ・メゾン 小説家と娼婦(2022年製作の映画)
3.8
女性文筆家が自作のテーマを取材するために、自身が娼婦となりドイツに移住。その上で感じた娼婦の実態、性行為、そして娼婦として生きること、がテーマ。

プレイシーンはかなり多いが「作業」としての描写が多く、目を防ぐシーンはなかった。辛いこともある中で日々強く生きていく娼婦を描く、という流れまでは良かったが、エンディングに至るまでの新たにできた彼氏との葛藤(ここはまだ良かった)、性被害との向き合いについては完全に消化不良。そこについてまでも描ききっていたらもっと評価できたが、テーマとして扱うが投げっぱなし感があり惜しかった。
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