【僕たちの出来ること】
映画作品としてはと云うより、考えさせられる内容だったということで評価しました。
このロンドン・ファッション・ウィークから4〜5年経過していると思うが、この間も様々なことがあった。
主に中国のオーガニックコットンを巡る少数民族の搾取に対する抗議もそうだ。
革製品を作るにあたっての残酷さを指摘する声も強くなったと思う。
ヨーロッパを中心にリサイクルなどに目を向ける人が多くなる一方、低価格のファストファッションの需要は増し、高級ブランドは主に中国を目指すようになった。
テレビやメディアは、SDGsの重要性を説いているが、女性タレントやキャスター、アナウンサーは着飾り、ブランドの宣伝を強制されているようにさえ見える。
僕自身のことを言えば、もう10年近くレザー製品を買うのをやめているが、吸湿速乾の化繊製品は特に夏に欠かせないアイテムだし、トレーニングにはスポーツブランドのやっぱり化繊は必須になっている。
落とし所は難しい。
ただ、この映画の最後にあるように「出来るところから始める」というのはとても大切だと思う。
ちょっと気の利いたサステイナブルなデザインと着心地の良さがあれば、少しくらい高くても買えると思う。
映画作品としてはと云うより、考えさせられる作品という評価です。
