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ファッション・リイマジンのparaのレビュー・感想・評価

ファッション・リイマジン(2022年製作の映画)
4.0
環境問題以上に適正価格について改めて考えさせられる作品。
安さの訳と高価格の理由。

ファッション業界でサスティナビリティとトレーサビリティを唱い、一石を投じるエイミーとクロエの冒険と挑戦ドキュメンタリー。

知らなかった世界(デニム製造において水質汚染を引き起こすだけでなく大量の水を必要とすること、合成繊維を洗濯すると排水に含まれるマイクロプラスティックファイバーが海に放水されてしまうこと、棉花畑の現実や児童労働・労働者の健康被害等)を垣間見ることが出来、非常に有意義な時間でした。

その年に作られた服の3/5はその年に廃棄される現状はファストファッション台頭から拍車をかけたと思われるし、誰かの犠牲や搾取の上に成り立つ価格帯を甘受している消費者…

そんな中でもエイミーさんとクロエさんの強い信念やペドロさんのような生産者がいることには光を感じるし、
環境問題と現代のスピード大量生産ビジネスは相性が非常に悪く、真剣な取り組み待ったなしなのだと心の底から思う。
その一方で嵩む経費を消費者がどこまで許容出来るかという難問。。。

洋服を選ぶこと・買うことは大好きだからこそ、この先自分の消費活動や服との向き合い方について見直そうと強く思えたし、映画を通じて役に立ったという点での採点。

我々に出来ることは沢山ある!
最後は半分泣きそうになりました。
アン・クラインの力強い言葉と、なんといってエイミー憧れの人キャサリン・ハムネット!潔く、前進し戦う力!あまりのカッコ良さに感動。(どちらも昔、服や靴を持っていただけにより感動)

応援の意味で思わずMother of Pearl 海外通販でセール品ポチってしまいましたが、まずはワードローブを増やさないようにしなければと反省。

まとまらないため後日書き直します。
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