社長のモーリーンに対する態度、暴言の数々、椅子を投げつけるなどの暴行、男性の医者によるモーリーンの身体の検査等、わずか十年ほど前にあんなことが平然と行われていたことに驚き呆れた。セクハラ、モラハラ、パワハラ、あらゆるハラスメントが、しかも文明国の代表のようなフランスで行われていたとは。肉体的にも精神的にも脅迫やいやがらせのそれらが、一流企業でも警察でも組織的に行われていたとは、信じがたいけど事実だった。いったい何のための会社であり警察なのか。人が集まり集団が大きくなると保守的になり、それらを脅かすものはあらゆる手を使って潰そうとする。おそらくそれはフランスだけではないのだろう。