Nyayoi

私はモーリーン・カーニー 正義を殺すのは誰?のNyayoiのレビュー・感想・評価

3.8
事実というのが恐ろしい話。
内部告発をしようとしたモーリーンが何者かに襲われる。しかし、それは自作自演だという無理矢理の供述が作り上げられていく。
権力者からの終わりなき活力、被害者から容疑者へという真逆の立場に追い込まれながら闘い続け、無罪を勝ち取った。
モーリーンは労働者のために戦っていたのだけれど、どこか自分の世界にいるような不思議な存在感があり、決して屈しない頑固な人物として描かれていた。

権力者の恐ろしさが嫌というほど伝わってくる。逆らうものは徹底的に排除しようとする。
こんなことが世界中で起こっている。
しかし、戦う人はいる、正義はあるのだ。
Nyayoi

Nyayoi