板野一郎によるエログロ満載のスプラッターバトルOVA。ムキムキ高校生、宇宙刑事、異界の魔道士、そしてグチャドロクリーチャーが血飛沫飛び交うデスマッチを繰り広げる。SFもファンタジーも自由に横断していく大らかさが80年代的で良い。戦闘の演出には微妙な所も多いが、人体破壊描写になるとめちゃくちゃ気合を入れてくる。女子高生の顔面がパカーンと割れて、憧れの先輩に食らいつくグロテスクな怪物と化してしまうシーンの悪趣味っぷり。その後の人体破壊ならぬ人体再生シーンの作画、巻き戻っていく皮膚と内蔵を丁寧に描く様も凄まじい。終盤の学園が爆発する作画の細かさに驚いたのだが、ちゃっかり庵野秀明が参加してた。他にも結城信輝やうるし原智志、音楽に鷺巣詩郎がいて、スタッフ陣の異様な豪華さにビビるしかない。
