ルート2116

変な家のルート2116のレビュー・感想・評価

変な家(2024年製作の映画)
3.7
ジャンプスケアの主張が激しい映画

前半〜中盤80点、後半5点
前半からの中盤にかけて面白かったのに後半で台無し。前半の雰囲気のまま行ってたら緊張感のあるいい作品なんだけどラスト大味にしすぎてB級映画みたいになってる。チェーンソー持ち出すとかもはやコメディ。なんならジャンル詐欺。

部屋の間取り図からここまで話の規模を広げられるのは純粋にすごい。
オカルト感が劇場版『ミステリという勿れ』と似た雰囲気を感じた(観た人なら伝わるはず)
個人的に捜索するシーンで雨宮くんのカメラ視点なるの結構好き。

⚠︎ジャンプスケアでポップコーンぶちまけてる人もいたので苦手な方はご注意を。





↓ 以下ネタバレあり ↓





まず結論としては映画化する必要がない(≒映画化に向いてない)作品だと思った。

少しの違和感から想像上の話を膨らませる程度の日常感が怖いのであって、無理矢理劇場版に話を拡張したのが不味かったと感じる。
取って付けたようなコメディとやたら多くて鬱陶しいだけのジャンプスケア。それに加えてババァの奇声といいチェーンソーといい、ストーリーと全く関連性のないその場限りの一発屋の演出がマイナス評価に拍車をかけてる印象。
終盤の左手供養のくだりも手を切断するという死なない程度の生ぬるい設定で怖さ半減。(映倫の区分に引っ掛かるので過激にできなかった説が個人的には有力)

小説やらYouTubeのコンパクトさが最適で面白いのだろう。
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