変な家のHALNoBuのレビュー・感想・評価

素晴らしい映画ではないが、楽しかった映画。「ホラー映画を作るならやりたいこと10のこと！」みたいな要素を詰め込んでいる。確かに原作と乖離する部分があるのは見受けられるが、支離滅裂であるカオスストリーに、聞いたことない自販機の激安サイダーからしか摂取できないようなエンタメ成分を得ることができた。「脚本」「キャラクター」「演技」という俺が最も大事にする映画3本柱は不完全でガタガタな建築物映画だが、ある意味その不安定さが一種の美形としてエンタメが確立されている。