ししとう

パリ・ブレスト 〜夢をかなえたスイーツ〜のししとうのレビュー・感想・評価

3.6
ただただキラキラした映画かと思って見に行ったら、フランスの貧しい移民街に暮らしてアル中の母からネグレクトを受ける少年がなんとか抜け出して夢を掴む話だった。
しかも実在の人物のお話とな。
環境による苦悩はありながら、一旦作り始めてしまえば初手から実力で全て上手くいってぽんぽん進むからその辺でのカタルシスはなく。技術の向上はあったけど。
ただスイーツを作るシーンで差し込まれる映像のシズル感、これだけでわりと満足してしまった。
死ぬほど美味そう。

やっぱり洋菓子はいいよね。
甘くてキラキラしてて綺麗で人生の大切なイベントで食べられるもので、幸せそのものだと思った。

だけど一方で、高級ホテルだので富裕層を相手にしながら、当人たちは馬車馬のように働いてあんま儲かってないのなんだかなぁとも思ってしまった。


あと劇中のパリブレストって自分の知ってるお菓子とはだいぶ違って、洋菓子ってやっぱ定義があんまりわかんないなぁと
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