お菓子がテーマのサクセスストーリー…って事くらいしか予備知識なしで鑑賞。これって実話ベースだったんですね。
22歳でパティスリー世界選手権優勝を果たした天才パティシエ、ヤジット・イシュムラエンの自伝が原作なんだそうです。
アル中で育児放棄の母親を持ちながらも、優しい里親夫妻に育てられたヤジッドは自力で一流ホテルのパティシエとしての地位を勝ち取り成功を目指すが…ってお話し。
どれだけ才能があっても、お金がなければチャンスさえつかめない、この業界に限らずどの業界でも同じなのかも。
とっても美味しそうなお菓子が次々に登場しますが、貧乏根性のしみついた自分は心のどこかで「でもお高いんでしょう?」とか思っちゃってそこは素直に楽しめなかった感否めずw
自分の場合テレビとかで紹介されてる、めっちゃくちゃ美味しそうな料理やお菓子も、どうせ高いんだろうな、これくらいかな?って思った値段より、実際は少なくとも更に倍以上のお値段って事が多いので、貧乏舌で良かったなと…w自分はどんなものでもクォリティよりコスパが大事なので、650円の定食より1300円の定食が倍美味しいのは当たり前!コスパを考えるなら3倍美味しくないと認められない!とか言ってるヤツなのでw
閑話休題。
非常にドラマティックなお話しでしたが、さすがに実話を捻じ曲げる様な脚色はなさそうで、必要以上に感動させようって魂胆は見えてこず。そこがこの作品の良いところですね。
ただ一つだけ残念だったのは少年時代のヤジッドを演じた子役が大人になったヤジッドとあまり重なって見えなかった事かな。回想シーンで、ところでこの子供は誰の少年時代なんだろう?とか思っちゃった。