初大田原愚豚舎作品。日本映画では今年ぶっちぎりと思わせる快作。爆笑続きの幸せな時間だった。本編では観客ノーリアクションだったテクノミュージックもとっても快楽的。出演者は主演の柳明日菜さん以外ほぼ身内と友達、地元の人。演技のぎこちなさすら味方に付けるゆるゆるロードムービー。それでも時々ホンモノとしか思えない表情や動きが映っててびっくりする。特に子供の演出が驚愕なのだけど、それほど現場への安心と信頼があるってことなのでしょう。アットホームな現場です。一向に大田原から出ないし出ようとしない意志すら感じる。望まなくともテクノブラザーズは帰ってくる。自分も伸び伸びゆっくりと作りたいものを作りたいと思った。
