抹茶マラカス

人生の最初の日の抹茶マラカスのレビュー・感想・評価

人生の最初の日(2023年製作の映画)
4.1
パオロ・ジェノヴェーゼ!ああ愛するイタリア監督である。演劇的な技法からどんどん映画的な技法に挑戦している印象があるが、今作はいよいよ映画的な作り方になったのではないか。
自殺した4人がセルフヘルプグループのように互いの死んだ世界を見ていくことで死を考える、転じて生を考える。時間を操るイタリアの魔術師は今回は時計をどう動かして「不可逆性」を表現するのか、とくとご覧いただきたい。


イタリア映画祭2024にて「人生の最初の日」「僕はキャプテン」感想
https://tea-rwb.hatenablog.com/entry/2024/05/07/123000