ぱるるん

ダンサー イン Parisのぱるるんのレビュー・感想・評価

ダンサー イン Paris(2022年製作の映画)
3.9
映画を見終わったばかりで今、とりあえず
気持ちがまとまりつかない感じです。

自分ダンスをしつづけてもう30年以上。映画の中とはレベルは全く違うけど、怪我だったり、最近は止められない衰えだったり、いつまで踊り続けられるのかいつも崖っぷちの感覚で、諦めと、だけどやっぱり踊りたくなってしまう抑えられない気持ち。共感しかない。
舞台袖の緊張感など、なんなら自分の身近で起こってる事を実際に見ている感覚に襲われました。

自分バレエもコンテもやっていて、主人公のエリーズ役のマリオン・バルボーさんが、クラシックの引き上げからの、体を解放して床とお友達のコンテも自由に踊れるのがすごいと思いながら見てました。
何より本人が可憐でかわいい。
踊る場面では身体の使い方やポジションの入れ方をガチ見てしまった。

舞台終わりのトークショーでもお話していましたが、良かったのはダンスの中でありがちな妬みや足の引っ張り合いなどの嫌な描写がなく、最終的にはみんながハッピーに終わったこと、嫌な感情が残らず、見終わった今、清々しい気持ちです。

それにしても上映後の、ゲストの上野水香さんが壇上に出て来た時は場の空気が一気に変わったというか、華やかなオーラがすごかった!

見て良かった。
ぱるるん

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