すごく前向きになれて心が晴れやかになる青春映画だった。
冒頭のドライブの効いた音楽とか、全体を通じてクラシックとコンテンポラリーの対比があって面白かった。それも対立している訳ではなくて両者を引き立てるようで好感も持てたし。
クラシックは地上から少しでも離れて天にも昇るようなものを探究していて、コンテンポラリーは大地と繋がっていくようなものを探究している…といった説明はすごく合点が入った。
クラシックバレエの世界で成功をおさめたダンサーが失恋と怪我によるキャリアの挫折を体験して…
あなたには順調が当たり前でも
順調なんて運次第
順調なことは特権なの
夢を叶えた主人公が目標を失うなか、家族やさまざまな隣人たちの支え、新たな出会いを通じて再生し、新たな人生を歩むまでの物語はクスクスと笑える微笑ましいユーモアな会話、登場人物も相まって本当に素敵だった。
クラシックもコンテンポラリーも実際に踊れる主人公エリーズを演じたマリオン・バルボーさんが本当に可愛くて恋をしちゃいそう。
ヤンの気持ちが痛いほどわかる。
というかヤン大好き、めっちゃ笑わせてもらった。
あとお父さんとのやりとりとラストシーンが本当に素敵だった。
エンドロールもクール!