Wakana

ダンサー イン ParisのWakanaのレビュー・感想・評価

ダンサー イン Paris(2022年製作の映画)
3.4
これは原題( “in body”)のままのが正確にこの映画を想像できたと思う、調べてみるとバレエ用語に“corps de ballet”もある。
生の欲動をめちゃめちゃポジティブに撮るからハッピー満足感がすごい。人生も他者もなかなか思い通りにならないけど、自分の筋肉だけは自分が思う通りに動かしていく、その喜びについて。そんで身体を動かすということは生きるということなので、「生きる」に伴う行為の数々をなんかめちゃロマンティックに表現してた。料理して、食べて、お酒飲んで、ちゃんと寝て、好きな人ができて、喧嘩したり振られたりして、叫んで、キスして、セックスして、歌って、泣いて、笑うのすべてに身体を使ってた。当たり前だけど。愛を感じた。元気になれる。
でもこの映画の物語的な評価は単に「いい映画」の一言に尽きる。友達の彼氏のセクシュアリティとか医師のしつこい忠告とかゾンビのとことか散らかってないか?

全然気づかなかったけど『スパニッシュ・アパートメント』の監督と知って久しぶりに三部作見直したい。
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