まずオープニングから、とんでもなく美しい映像。タイトルでは音楽もかっこよくて衝撃的だった。
激しいダンスとは真逆に、感情の起伏は少なめ、ドラマチックすぎず今時感を感じる。でも大事なメッセージは伝わってきたし、多くの人に支えられながらもしっかり自立しているのがフランス流の喪失と再生の物語なのかな。人生の中で路頭に迷ったらまた見たくなるような、心に沁みる台詞が多かった。
原題のフランス語が気になり、調べたら英語で「in body」、日本語では「身体、体の中」という意味のようだけど、ちょっとよく分からない。
それでこの邦題にしたんだろうけど、それはそれで映画の内容にフィットしていない気が。パリが舞台のシーンも素敵だけど、ブルゴーニュに行ってからのシーンや台詞に醍醐味があると思いました。