これは思いがけない佳作!「フラッシュダンス」の逆でクラシック・バレエからコンテンポラリー・ダンスへ活路を見出し、『第二の人生』を歩みはじめる女性の話。旧世代代表の辣腕弁護士である父、狂言回しの理学療法士、バレエから役者へ転身した女性、性別問わず気さくに主人公を外向きにさせる仲間たち。
『空を飛ぶ』ことを目指すクラシック・バレエ。
『地面に足をつける』コンテンポラリー・ダンス。
優劣はない。あるのは人間の肉体の美しさと表現。イントロとアウトロの楽曲もよかった。
毎日訃報や爆撃のニュースとも呼べない低品質の映像を避けようとしてもつい目にしてしまう今日この頃、映画館ではこういうハッピーエンディングを観て束の間の平穏を維持したいものだ。
※ この前に「ポトフ 美食家と料理人」を観たからカジュアルで美味しい料理も目によかった。
※『名古屋焼き』は手羽先より魅力的なソースだけど、今年8月には見かけなかった。
※アルバトロスさん、フランスに特化?
