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シャーク・ド・フランスのsymaxのレビュー・感想・評価

シャーク・ド・フランス(2022年製作の映画)
3.5
"去年は…コロナにやられた…今年はそう…サメの年だ…"

フランス南西部にある美しい海が広がる穏やかなリゾート地の海上警察官として勤務するマジャ…早期退職を決め、残すところ後三日…

一抹の寂しさは感じつつ、エンコしたボートの観光客を助け出す…が、その時強い衝撃と共に、フランスの海にはいないはずの巨大な影が…

激しく損傷した遺体の一部を発見したマジャは確信する…この海にはいるはずの無いサメの存在を…やむなくビーチは閉鎖となり、パニックとなった住民達の様子を静かに見守っていたまじゃは、早期退職を一旦棚上げして、サメ退治に挑む…

今年もやってまいりました…"カリ・コレ2023"

シークレット作品として発表されたのは…フランス初のサメ映画である本作…邦題はまだ決まっていなかったようで、英題そのまま"Year of the Shark"直訳すれば"サメの年"…仏語題もそのままだそうです。

実にカリ・コレらしい一本で、この微妙な感じが凄い良い…またスピルバーグの"ジョーズ"へのリスペクトが画面の端々からビンビンに伝わってきます。

結構、エグい人体崩壊もあり、きちんとサメによるリゾート地のパニック状況も描きながら、どこかユーモラスで、コレ笑っていいの?とモヤモヤしてしまいますが、CG無しのそれこそ"ジョーズ"的な割と精巧な模型サメは、好感が持てます。

一癖も二癖もあるキャラクターが結構出てくるので、本作は基本コメディだと思います…そこら辺は大分モヤモヤ…

上映後は、サメ映画と言えばこの人、中野ダンキチさんと映灯十色さんのお二人が登壇してのトークショー…何だこんなにサメ映画フリークがいたんかいっていうくらい、サメサメ一色なお客様に混じっていたことに気がついた私…

それ程サメ・フリークでは無いんですが、何故かチョイスしちゃうんですよね〜まぁ、カリ・コレ一発目に今作選んでいるのですから、私もサメサメな人なんですかね〜

本作の全国劇場公開決定したそうです…まだ邦題は決まってないのですが、中野さんイチオシが"令和・ジョーズ"だそうで…フランス映画で令和って…
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