このパターンがあったか…。
と思わされたサメ映画。と言ってもフランス産というだけなんだが。
奇をてらうつもりはないようで、ストーリーは至ってシンプル。サメの出現理由は気候変動により海の生物の棲息域が変わったためという、至って真面目。
なんだけど、なんかどことなく不真面目な雰囲気が常に漂うのが面白い。
笑いを積極的に取ろうとする感じはないけど、どこか芯を外したようなキャラ達もそうだし、サメ捕獲作戦も釣りに行くかの如し。
いわゆる「デカいサメの出る映画」ではないので分かりやすいエサもいないし、出たあ！うわあデケえ！もない。だからスリルに満ちた攻防戦が繰り広げられることもない。
言うなれば「少し大きいサメの出る映画」なんである。
この素敵な邦題に象徴されるような、ちょっくら微炭酸の炭酸を抜いた間抜けな口あたりをどう取るか、という感じでしょうか。私は割と楽しんで観ましたが、２回目は観ないと思います(笑)
