たんたんめん

バーニング 劇場版 4Kのたんたんめんのレビュー・感想・評価

バーニング 劇場版 4K(2018年製作の映画)
4.1
イ・チャンドンレトロスペクティヴにて。

実存が曖昧な若者たちの、息が詰まるような閉塞感と苦痛、不定形がゆえの捉えどころのない不穏さが、この上なく美しい撮影でパーフェクトに記録されている。

後半ジャンル映画寄りにシフトチェンジするのも燃えるし、性と暴力の描写もどこまでも端正でクール。

エンタメとしての「純粋な面白み」と、アートフォームとしての映画の美しさが高次元でミックスされており、震えるほかなし。
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