イ・チャンドンの人間や彼らを取り巻く社会に対する眼差しが好きだ。彼は映画を撮るのが上手すぎる。美しさだけでなく、汚くて醜い世界にも目を向けること。死者に代わって生きている者が詩を紡ぐことの意味。最後…
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ラスト、主人公の声から少女の声に変わる演出が凄い。それにより冒頭みたいに主人公を死体で見せなくても同じことをしたと伝わる。少女がこちらを見るのも緊張感あって良い。
他人事な人たちの中、警察とのバトミ…
ポエトリーは、シークレットサンシャインと似た雰囲気をまとっていて、リンクするところもあったけれど、また違った重さで、償うってどういうことだろう、とか色々考えさせられた。
詩を通して見る美しい世界と…
やせた土の上に落ちた杏の実も、宙に浮いたままのシャトルも、時の川を上ってはいかないけど、花はまた同じ季節に咲いていた
押さえつけても隙間からあふれ出してくるほどの うれしい や かなしい が、ひとり…
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社会的に異常なことが繰り広げられてるのにどこか冷静で静寂な印象。男性と女性の対比。死への捉え方。
おっきい木の下に光が差し込む様子はとっても素敵で大好きだけどそこにいたミジャはどこか孤独感がある。
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ミジャは畦道を歩き, 落ちている杏を見て, 木になっている時よりも落ちてからの方が熟れていて美味しいということに魅せられる. 通りかかったところには農作物を収穫している人がいて, 自分が詩を愛してい…
>>続きを読む 4Kバージョンを劇場で鑑賞。前回のイ・チャンドン特集で本作(とグリーンフィッシュ)は見逃しており、特に本作は観ないとな、と思っていたので良いタイミングでした。
ヘルパーしつつ生活保護を受け、…
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