どこまで行っても先に見えるものは暗闇なごとく重い、凄まじく重たい。
色々な風呂敷が広がっていってもそこがおざなりになる事なく綺麗に畳まれていた
人の命を金で計るあの男性達。
何も反省をしない男性…
これは前にも劇場で観ているけど、今回の特集でイ・チャンドン監督にはすっかり魅了されてしまったので、あらためてもう一度観てみることにしました。
本作は、初めて観た時は大傑作だと思った覚えはあるんけど…
ゆるやかな話なのに退屈しないイ・チャンドンの凄さ、常に息が詰まる様な苦しい感じが続くけど鑑賞後の後味は悪くない不思議な映画
アグネスの気持ちに近づく為なのか介護人との性行為のシーンかなり気持ち悪か…
映画の始めの頃はおしゃれでお茶目なおばあさんという印象だったミジャが詩を作ることを通して今まで見てこなかった世界を見つめ考えていく。
詩の先生が詩を作ることで一番大変なことは作ると決心し覚悟すること…
冒頭、病院前のシーンがあるのだが、カメラが左にパンしていく先の、エキストラの配置を含めたその画角に強烈なエキゾチシズムを感じて悶絶した。
詩という主題と現実の愚かさをクロスして仕上げた脚本が本当に…
『ポエトリー アグネスの詩』イ・チャンドン レトロスペクティヴ4K。いつか映画館でと待ってようやく初鑑賞。脚本の強度に圧倒されて解説にも触れずに一人ずっと噛みしめている。話の元になったある事はもちろ…
>>続きを読む前日観た『シークレット・サンシャイン』に似ている部分が多いなと思った。川で始まる所(そして、本作は川で終わる。輪廻転生を表しているのだろうか)、地方都市が舞台で周りに馴染めない主人公は孤独。それでも…
>>続きを読むイ・チャンドン監督がはじめてでした。
今年ベストに入るかもしれないくらい、僕の心に目一杯のカタルシスが注ぎ込まれました。
圧倒的です。
タルコフスキーよろしく、本作は、全くもって、全てが、ひとつ…
詩は急に浮かび、とめどなく言葉が出てきて書けるもの。アルツハイマーの初期症状が出ていた彼女の決意。最後の最後、彼女なりの精算をしようとしたのだとしたら、やはりアグネスと同じところに行ってしまったのだ…
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