映画の始めの頃はおしゃれでお茶目なおばあさんという印象だったミジャが詩を作ることを通して今まで見てこなかった世界を見つめ考えていく。
詩の先生が詩を作ることで一番大変なことは作ると決心し覚悟すること…
冒頭、病院前のシーンがあるのだが、カメラが左にパンしていく先の、エキストラの配置を含めたその画角に強烈なエキゾチシズムを感じて悶絶した。
詩という主題と現実の愚かさをクロスして仕上げた脚本が本当に…
『ポエトリー アグネスの詩』イ・チャンドン レトロスペクティヴ4K。いつか映画館でと待ってようやく初鑑賞。脚本の強度に圧倒されて解説にも触れずに一人ずっと噛みしめている。話の元になったある事はもちろ…
>>続きを読む前日観た『シークレット・サンシャイン』に似ている部分が多いなと思った。川で始まる所(そして、本作は川で終わる。輪廻転生を表しているのだろうか)、地方都市が舞台で周りに馴染めない主人公は孤独。それでも…
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目の前の事象に向き合えない人たちばかりの世界。
その中で、ミジャは詩を通して目の前の世界に向き合おうとする。
そこには陽の光や木々の揺らめき等普段は気付かないささやかな美しさがあることに気付く。
…
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めっちゃ面白かったです。
詩の部分がより理解出来れば
もっと楽しめるのかなと思います。
始まり方が最高に良かった。
あのタイトルの入り方良い。
何やらただ事では無いぞ…という冒頭から
おばあさんの…
イ・チャンドン監督がはじめてでした。
今年ベストに入るかもしれないくらい、僕の心に目一杯のカタルシスが注ぎ込まれました。
圧倒的です。
タルコフスキーよろしく、本作は、全くもって、全てが、ひとつ…
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川の水面で始まり川で終わる。
登場人物が増え、一緒のシーンに映り、そしてその関係性がわかっていき繋がっていき、ストーリーが進んでいく。川のように流れていく。
重い内容なのに重過ぎず描かれて、日常が積…
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アルツハイマーを発症したばかりの齢66歳の女性ミジャは娘の代わりに
中学生の孫息子を育ててる。
66歳女手ひとつで育ててる。
ミジャと孫息子との生活は当たり前に貧しい。ミジャの仕事は高齢の半身不随の…
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