詩を通して世界の美しさに触れる老女ミジャは、これまで感じたことのない手触りに心をときめかせる。
しかし、好奇心旺盛に凝視するほど、世界の美しさは理不尽に埋もれ瓦解していく。
相当に酷でエグいシナリ…
おばあさん役、主演のユン・ジョンヒさんがとにかく魅力的に撮られていることに、
イ・チャンドン監督の思い入れようが伺える。
多分、監督にとってのアイドルだったのだろう。
そのアイドルに、お金のために…
このレビューはネタバレを含みます
イチャンドン/レトロスペクティヴ2作目。平日18:30は老若男女で盛況。土日は満席だそう。捨てたもんじゃないね。
「まぁ、おしゃれなおばあさん」着飾ってはいるが、センスが良い訳では無いんですよね。…
主演のユン・ジョンヒは韓国では大女優らしい。
日本で言えば、倍賞千恵子かな。老人性のボケが入った演技は『PLAN 75』を連想させる。
詩を書くために世の中の美しさを探す主人公だが…。
イ・チャンド…
イ・チャンドンレトロスペクティヴにて。
この世界を本当の意味で「見たい」と願う老婦人の真摯でささやかな渇望が、世界の美しさではなく直視しがたいまでの醜悪さをこそ浮かび上がらせるという、そのあまりに…
不器用で時代に翻弄されながら波瀾万丈に生きてきたお婆ちゃん。人物描写が良くて、冒頭のハードオフの店内BGMっぽい着メロがなり慌てて携帯探すも鳴ってたのは別の人の携帯とか服装、詩の発表会で下ネタ言い出…
>>続きを読むイ・チャンドンの映画そんなに観てないけど、詩とか愛とかみたいな「美しいとされるもの」に収斂させるための道具として倫理的に受け入れがたい人物・行為を持ち出してきて野放しにしてるように感じられてしまって…
>>続きを読む8/29
主人公が受ける詩の講座で、「人生で一番美しい瞬間」を受講生一人ひとりが語るシーン、主人公の置かれた酷薄な世界とのコントラストで胸が詰まる。
詩の先生(と連れの若手詩人)が本物の詩人というの…
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