過去鑑賞記録、イ・チャンドン監督映画3本目
良い人間とは何か
許すとは何か
人から与えられるもの?自分で自分を許すこと?人に施すようなこと?
なにも答えが出ないまま終わったし、今でも私は答えられ…
夫を事故で失ったシネは息子と共に夫の故郷である密陽へと移り住む。ピアノ教室を開くため物件を探す日々を送っていた。ある日、息子が何者かに誘拐される事件が起き…というお話。
チョン・ドヨンの壮絶な演…
「それぞれの生きる道は、天によって完璧に決められていて、それでいて完全に自由だ。根っこのところを天に預けている限りは」
息子の許す限り主人公は自由に生きてもいいんじゃないかとおもった。
陽射しの…
信仰は時にハラスメントにもなるし、主人公は神に抗いエクソシスム的にもなる。でもラストカットで神の存在を肯定もしていると思った。宗教とは全部はタイミングだし、人は人によって傷付けられて人に癒されるから…
>>続きを読む息子溺愛物語だと思っていたら、だいぶ違ってましたね…
自分が信じるものが信じられなくなった時どうなってしまうんだろうか。
そもそも赦しってなんだろ…
最後のシーンは美しかった。
ソン・ガンホがいる…
子供を喪った母親の嘆きの奥には、アイデンティティの脆さがある。
いっときは宗教で埋める事が出来たがその欺瞞に気づいてしまう。
己の空虚に向き合い狂気に近づいた時、女性であるが故のつらさが浮かぶ。
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