このレビューはネタバレを含みます
イ・チャンドン監督特集。夫を亡くし、子供も亡くした女性が、精神的に壊れていく様を描いた作品だけど、チョン・ドヨンの演技の凄まじさに尽きる感じでしたね。
ストーリー的には、不自然な点もあったし、ちょ…
シネを演じたチョン・ドヨンは本当にすばらしかった。
映画を観ている時、僕は現実を映画で観て、映画を観ている自分の人生は非現実なんじゃないかというくらい、この映画には現実世界があった。
この映画を観て…
約15年前の作品を2023年に観てしまった結果、深田晃司"LOVE LIFE"みが多分にこみ上げてくる世界線に困惑する。(もはや“シークレット・サンシャイン”み溢れる“LOVE LIFE”は想像がつ…
>>続きを読むチョンドヨンの慟哭。
絞り出すような呻き声、その後スクリーンに映る堪えきれない悲しみの表現に度肝を抜かれ、思いがけず涙を流してしまった。
その後も、この作品のチョンドヨンの演技は神がかり的だった。
…
ラストの陽だまりのショットよ。集会で音楽を流すところは名シーン。新興宗教に騙される話かと思っていたら全然そんな安易な物語ではなくて、宗教自体が持っている、最後の最後で切り離し得ない欺瞞に近いものを描…
>>続きを読む残酷な運命を辿るシネにとっての「陽射しとは。
これでもかと現実の残酷さと皮肉を突きつけてきて、震える。
人に救う力は必ずしもある訳ではないけど、人にしか救えないこともある。
神については、よくわ…
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