凄い。自分の映画史に深く刻み込まれた。
オープニングからずっとどこか不安にさせる主人公と息子そして出来事。何度も別の顔を見せてくる演技力凄まじい。
ふと空を見つめ、息子あるいは夫あるいは神に語りか…
息子溺愛物語だと思っていたら、だいぶ違ってましたね…
自分が信じるものが信じられなくなった時どうなってしまうんだろうか。
そもそも赦しってなんだろ…
最後のシーンは美しかった。
ソン・ガンホがいる…
このレビューはネタバレを含みます
立ち上がりからシネはずっとどこか危うさを感じ、それが傍観者には怖くもある。
その伏線あるいは予感が悪くも消化され、さらにその彼女の危うさは全編を通して不変で、根底に鎮座し続ける。
イ・チャンドンは…
このレビューはネタバレを含みます
今後この映画を見返すことはあるのだろうか、見終わってそんな気持ちになった。しゃがみ込んで細いタバコを吸うソン・ガンホの姿を思い出す。あの忘れ難い葬儀の場面や面会での切り返し、割れたガラス。そして、あ…
>>続きを読む子供を喪った母親の嘆きの奥には、アイデンティティの脆さがある。
いっときは宗教で埋める事が出来たがその欺瞞に気づいてしまう。
己の空虚に向き合い狂気に近づいた時、女性であるが故のつらさが浮かぶ。
…
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