“映画らしくない映画”とでもいうべきか。
余りに自然にスクリーンに流される映像。一人の女性の人生を、その浮き沈みを赤裸々に描いていた。
彼女に訪れる悲劇は想像を絶し、見ているだけのこちらもダメージを…
以前観たことがあったが映画館で観れると知り、4Kレストア版を鑑賞。
チョン・ドヨンの狂っていく演技。この役を全うする彼女の精神、体力の強さを感じた。
環境やちょっとした欲で人は変貌し、時に崩れていく…
刑務所で許そうとするシーンが秀逸。
許す前に神に許されていた犯人の穏やかな顔に対して抱く嫌悪感。
許すことはその相手の為に許す事ではなく、自分の為にする行為である事に気付く。そこには神の無償の愛など…
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映画撮るの上手すぎ
がっつりキリスト教だったけど、こんな風に描いていいんだという驚きがあった
最後までシネは全く救われていないけど、伸びた髪を切る、という作中で一番“生”を象徴する行為をラストに持っ…
ちょうど4Kレストアでのリバイバル上映がされていると知り(上映観では2Kでの上映でしたが)、ヘビーリスナーだったライムスター宇多丸さんの前のラジオ番組タマフル内の映画批評コーナーにて大絶賛されていて…
>>続きを読む私は、
本作の見どころはたった一つ…、
シネに扮した、
女優チョン・ドヨンの神憑りとも
視える演技の巧さにあった。
ストーリー自体は正直なところ、
それ程の魅力は感じなかった。
寧ろ何故、
シネが亡…
このレビューはネタバレを含みます
チョンドヨン、役の孤独をできるかぎり想像して自分のものにするのがあまりにも上手い、彼女自身の絶望にしか思えないほど嗚咽をもらすその姿から目を逸らさないようにするのに必死だった どんどん壊れゆく彼女の…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
前情報ゼロで観たらえらい目に遭った。トリアーかよ。
息子を殺され、宗教に救われるが、殺害犯も宗教に救われていたと知り、神を憎む。
この流れが強烈すぎて、忘れられない作品になった。しかもカルト宗教と…
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