このレビューはネタバレを含みます
マリー・アントワネットを観たことないが、マリー・アントワネットみたいな映像美の暴力の映画と思っていたけど、そういう側面はあるけど、プリシラの生活感の方が気になった映画だった。演じた人が苦労しているからなのか、映画の中の指輪を受け取るプリシラの手は非常に苦労していて、14歳から王子様に手懐けられたとは思えないくらい終盤は艱難辛苦に溢れていた。エルビス・プレスリーは歳上といえども、人間性として甘い様子が浮かび上がり、若い奥様は次に乗り換えるのが現実的なのだろう。序盤は見ていて悔しかったので、途中退席しようかと思うくらいジェットコースターだったけど、映画にするなら、それくらいうまくいかないことをモチーフにしないと成り立たないよな（マリー・アントワネットはどうか知らないけど）と思った
