このレビューはネタバレを含みます
愛してるからずっと待って、ずっと合わせて、ずっと我慢した彼女。
スーパースターのガールフレンドだからパパラッチの目もあり、エルヴィス目的で近づく人間に騙されたり利用されても困るわけで、内情的に気軽に友だちも作れない。
年相応に学校帰りに女友達とショッピングしたりカフェに行ったり勉強したりは出来なくて、ただひたすら大人に合わせた遊びをして、大人の女性になるしかなかった。。
愛してるからこそ別れて自分の人生を歩む。。
女性って、こうと決めたら強いし揺らがないな…と改めて思う。
エルヴィスは不安定な青年に描かれていたけれど…一般人の少女を大人になるまで待ち、手も出さない。
ただの恋人で終わらせずにけじめをつけたのは偉いと思った。(いきなり手のひらを返すスターもいそうだから)
桁違いに稼いで自分を忘れられないように常にパフォーマンスし、スターでいなければならないプレッシャーって、自分のような一般人には到底理解出来ない。
だからこそ八つ当たりしてしまった部分もあったのだろうな。
実際のところ真実は2人にしかわからないし、さらに死人に口なしなので、一概にエルヴィスが悪かったとも言えない…
ただお互い愛していたということはしっかり伝わってきました。
ソフィア・コッポラの映画では一番展開がわかりやすく感じた。
これまでヴァージンスーサイズが一番好きだったけど、プリシラが一番好きになった。
アーカイブでもプリシラのページは全て可愛くて、映画のグッズも買いました。
