プリシラのttのネタバレレビュー・内容・結末

私の人生第二章見返してるみたいで逃げたかった〜

プリシラは被害者じゃない。
女だからこうなってしまったって話ではない。
私は性別女として生まれてきたけど、社会的に女であることは人生の中で自ら選んできたと思っている。楽な方を選ぶとそれは大体、女性だからで言い訳ができることだった。
自分は守られる存在であり、誰かの人生に付随して生き、ふかふかで安全な場所に身を置きたい。
これ、男性が言ってたらいや本気？って言われちゃうんでしょ。
この作品も男女逆転パターンだったら、プレスリーただの紐で誰も同情しないわけだよね。
これは社会的性別をフル活用して自分の弱さを補ってきた2人の人間の成長の物語だと思う。
監督がどう捉えていたとしても、私の中の私が嫌いなプリシラはそうであって欲しいと願っている。