ムーミン

6月0日 アイヒマンが処刑された日のムーミンのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

●有休を取って、日比谷シャンテへ。相変わらず高低差のないシアターだけど、観客が少なめで助かった〜
●イスラエルがアルゼンチン潜伏中のアイヒマンを見つけ出して本国で裁いたのは知っていたけれど…
●アイヒマンを取り調べた調書は、本で読んだけれど、本当に凡庸な役人といった感じで、巨悪の印象がなさすぎて…当時の官僚国家ナチスの中で如何に手続きを進めるのに苦労したか淡々と語るのは衝撃的だったな…
●刑務所の担当者の立場は辛いと思う。誰が狙っているかわからないし、ユダヤの人々が受けた苦しみを思えば錯乱する気持ちも理解できる…
●焼却炉を作るアラブ系少年と、刑務所担当者の主に2視点だけど、当時のイスラエルはこんな感じだったのかなあと…
●遺体は即焼却して隠さないと聖地になってしまうという悩みがあるよね…日本の巣鴨プリズンの場合はどうだったのか…
●アイヒマンを断罪しても、民族が受けた苦しみは減らないけれど、しかし前に進むには必要なプロセスだったのではないかと思う。
●久しぶりに、しっかり映画を観たなという気持ちに浸れたね。
●ポーランドのアウシュビッツを見学した時を思い出した。あの冷んやりした空気…この世で地獄に1番近いところは何処かと言われたら、間違いなくあそこだろう…
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