このレビューはネタバレを含みます
【 ここがワタシの通る道 】
セナ(木下愛華さん)の魅力が存分に出ている作品です。
セナは最高に強い女性です。そして美人です。少し口が悪いですが、彼女ならまたそこもいい(笑) 広島弁というのもまた、いい味出してます。
作品の特徴として、随所でセナがカメラ目線で心中を吐露するシーンがおもしろいです。あるようでない仕上がりですね。もちろん口は悪いです(笑)
働く、生きるというのは困難の連続。嫌になることなんてしばしば。だけれども自分の道をずっと通っていかなければならない。そんな姿勢が、長年にわたって残り続けてくれている原爆ドームの姿とリンクします。
長谷川穂積さんの「強い人とはありがとうやごめんなさいがきちんと言える人」という言葉が炸裂しますが、破壊力と説得力が心に突き刺さります。言うまでもなくKOです。ありがたいです。