なつみ

月のなつみのネタバレレビュー・内容・結末

(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

いま福祉施設でアルバイトしてて、4月から重度障がい者の方と関わることにもなるので、勉強にもなると思って鑑賞しました


面接のときに福祉施設の代表がこの事件の話をしてて、それがずっと記憶にあって、どういう状況で犯人はどんな風に思ってこの事件を起こしたのかずっと気になってました

自分はまだまだかもしれないけど、実際に働いてるから、汚物とか悪臭とかで嫌になる気持ちは想像がつくし、磯村くんの役の気持ちを共感できるわけじゃないけど、その考えに至ってしまう考えを理解することはできる

始めは間違ってるって思ってたのに結果そうなってしまったってことは、自分とかけ離れてるわけじゃないようにも感じた

面接のとき、副代表も代表も障がい者の方たちがなんで生きてるのか考えたことあるって言ってたし、実際自分も考えたことがあるからこそ他人事ではなかった

障がいがあって、自分の気持ちを言葉にできないからといって心がないわけじゃないし、それはきっとこの犯人も始めはわかってたはずで、心がないと決めつけて、それでこの結果に至っていいわけじゃないし、でもそういう風な考えになってしまうような施設の闇もあったと思う

この事件を起こした人だけがこの事件の犯人じゃないと思った
なつみ

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