観終わって最初に思ったのは「僕は磯村勇斗演じる障害者施設の職員が言ってることを全否定できるだろうか？」という疑問。
もちろんやっていることは間違いだが、「自分の子どもが障害児として生まれてきたら嫌だな」と思ってしまうことはある。
だからこそ否定もできなくて何かモヤモヤ…。
宮沢りえとオダギリジョーの夫婦の描き方が絶妙で、作品全体のバランスも良かった。
二階堂ふみは最初気づかなかった。さすが女優さん。昔のサスペンスドラマみたいなワインにギュンとズームインするのは謎でしたが笑
人を殺したあとの刃物も月の形を彷彿させるあたりは石井監督らしいなと。
とても重い作品ですが、実際の事件を基に描かれていて考えさせられる作品でした。
