千住コンサ

月の千住コンサのネタバレレビュー・内容・結末

(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

月🌙

確かに問題作だ。だが観て良かった。

最近の宮沢りえの🎦映画作品にハズレなし。

鑑賞して以来、夜になると磯村勇斗が口ずさむ♪東へ西へが脳内リフレインして止まらない。

涙は出ないが心に突き刺さる台詞が畳み掛けてくる。
さとくん(磯村隼人)と堂島洋子(宮沢りえ)が施設の事務室で対峙する場面は、あたかも観客自身がその場にいるかのように感じられる濃密な会話劇であり、引き込まれた。

また花火の後の自宅で酒を飲むシーンも、実力派俳優の見事な演技対決で見応えがあった。

キャスト全員の配役に隙がなく、陽子さん(二階堂ふみ)、さとくんの彼女役の方も素晴らしかった。

鑑賞後感はどんより、しんどい感じ。劇場内は終始重苦しい雰囲気。

みなさんにオススメできる映画ですが、来週もまた観たくなるタイプの映画ではない。
気分が落ち込んでいる時に見るのは避けましょう。

「愛にイナズマ」と同じ監督だが、私は障がい者問題の厳しい現実を突きつけてくる本作の方が強く刺さった。

2時間24分と長く少し退屈した箇所もあったこと、映画とはいえ障がい者施設の描写が極端にデフォルメされている事を考慮してマイナス1点とします。

あの磯村勇斗の刺青、ボクシング🥊はどういう背景の設定なんだろう?
みなさんのレビューで復習します。





備忘メモ

東日本大震災の被災地

山ゆり園 障がい者大量殺傷事件

出生前検査による中絶

1974年4月8日生まれのきーちゃん

手取り17万円

回転寿司の玉子

♪ガンバレ みんなガンバレ 月は流れて東へ西へ♪ (東へ西へ 井上陽水)

「行って何かできることやらなきゃ」
千住コンサ

千住コンサ