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月のryoのレビュー・感想・評価

(2023年製作の映画)
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どれだけ重い障害があったとしても命の価値は平等だから、と外野からやいのやいの言ってる自分に現実をこれでもかと突きつけられた。
「意思疎通のできない寝たきりの人は生きていると言えるのか」「自分や自分の子供が同じ状況になっても幸せだと言えるのか」「障害者を介護している人が加害を受けてもいいのか」「動物を殺すことは咎められないのか」「殺しは駄目でも障害があるとわかったお腹の子を堕胎するのはいいのか」全部の価値観が揺らいできた。

「無傷で手ぶらで善の方に立ってるなんて狡い」って台詞、その通りすぎてなんも言えんかったわ。
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