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月のmanaminのレビュー・感想・評価

(2023年製作の映画)
4.2
あらすじ🎬

森の奥深くにある障害者施設で新しく働くことになった洋子(宮沢りえ)は夫の昌平(オダギリジョー)とふたり暮らし👫

施設は大人の重度障害者が入居していて意思疎通が難しいひとばかり…
寝たきりのひともひともいれば、奇声をあげて暴れるひと、自分を傷めつけるひと…
そんな人たちは縄で拘束したり閉じ込めたり。

職員も園長もそんな状況は日常化していて洋子は戸惑う。
そんななかでも同僚にあたるさとくん(磯村勇斗)は洋子と同じ考えを持つ人間だと仕事に対して共感をもってきます🙂👆🏻
そんなさとくんがある出来事で一線の考えを越えたとき…

実際に2016年におきた相模原の障害者施設の事件をモチーフにしていてパンフレットもすごく興味深い内容が書かれています📖

この問題は自分の周りに障害者がいなければ人事で終わりかねないかも

人間らしく扱えない施設は問題だけど、実際に意思疎通出来ず、暴れたり傷つけたりしてしまうひとは拘束するしかなくて、そんな状態で過ごすひとに生きていて楽しいとか意味があるのか…そこを考えてしまうと自分もさとくんを全否定出来ません💦

モチーフになった犯人には死刑が確定していて現在服役中のようです。
今も考えは一切変わらないそうです。
この映画は重くて避けたい映画かもしれないけど、同じ人間としてたくさんのひとに観てもらいたい作品です📽️
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