月の作品情報・感想・評価

『月』 　 (2023)
　　🇯🇵日本　　149分


●スタッフ

原作　辺見庸　(小説『月』)
監督　石井裕也
脚本　石井裕也
撮影　鎌苅洋一
照明　長田達也
美術　原田満…

• #石井裕也(パケたん評)
• #カルト映画、パケたん認定
• #シネマ世界旅行(パケたん)
• #シネマお遍路(パケたん)

私自身も施設で働いているけれど、実際、虐待の一歩手前のような光景は目に浮かぶ。
言葉を話せないニンゲンは、生きている価値がないのか？
文字や言葉に表すとなにを言っているんだろう、歪んでいると思われる…

切り込んだテーマと主演二人の芝居はとてもよかったものの……演出面でとてもチープなつくりが見えて、それがわざとなのかどうかずっとわからないまま終わった。
モノローグを視覚化させることや、物理的に暗い病…

実話を元にした、考えさせられる映画。


意思疎通がとれなければ人間じゃない。
さとくんの主張は声に出せば過激であるが、
みんな無意識に差別意識や区別意識は持っていたのではないだろうか。

山奥にひ…

凄まじい内容の映画だった。
これは見たくない現実に蓋をする現代社会に対する挑戦的な作品だ。
この映画を観た誰しもが考えさせられる。
自分は見たくない現実に目を背けてなどいないと本心から言えるかどうか…

早稲田松竹の2本立て、福田村事件が本命だったんだけど、月があまりに恐ろしかった、
オッペンハイマーと同じく鑑賞者が対峙させられるシーンがあるのだけど、比にならないくらい、（オッペンは居心地の悪さくら…