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ダム・マネー ウォール街を狙え!のVisorRobotのレビュー・感想・評価

4.0
チネラヴィータ古川で見た。3月に閉館する。客の入りはまばらだが、平日の昼間なのだ。こんなものだろう。

IGN JapanのYutubeチャンネル『銀幕にポップコーン』の司会の山田さんが2024年のおすすめ回で期待の枠に挙げていたので見に行った。『マネーボール』みたいな話、と話していたが、『マネーボール』は見ていない。でもセス・ローゲンが出ているのは知っているぞ。そして、こっちにも出ていた。

本作のクライマックスたる下院での証言が2021年1月のことなのだから、まあ新鮮である。それだけに歴史的な重みというか、物語の趨勢がまだ決まっておらず結局ジェットコースターがおり始めたと思ったら途中で降ろされたような梯子外され感は否めない。

とはいえ、ジェットコースターなんか上っている時が一番興奮するのも確かである。そして、踏み上げにより、ゲームストップ株がガンガン上がっているところの興奮は確かに涙もにじまんというものだった。金持ちに対する怒りはある。金持ちになったら絶対篤志家にならないだろうなーと思いつつ、ある。革命に対する欲望がある。特権階級になったらマリーアントワネットとさほど変わらないムーブをするだろう俺にもある。

というか、人類普遍にたぶんある。
それをやる話なのだから、当然普遍的に興奮する。

元のキティのほうがイケメンだったね。
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