ポールダノ、セスローゲンを出し抜いてのまさかのピートデイヴィッドソン大優勝作（？）
”ディズニーチャンネルのヴィランみたいだ”だの字幕に起こせないような台詞ばっか一人で喋り倒していたので、一言一言に笑ってしまっていたような。自分ピート大好きなのかもな？？？？？
”クルエラ”、”アイトーニャ”で惹かれた、逸脱した存在のドラマを魅力たっぷりに描くのがお上手なクレイグギレスピー監督が手掛ける、今作の主人公はごく普通のネット配信を楽しむ個人投資家。対するは経済を牛耳るずる賢いウォール街の大富豪たち。
2008年のリーマンショックとかは全く関わってなかったから題材にした作品たちをみても、へぇ〜、くらいに終わっていたが、身をもって体感したコロナ禍から貧困が加速しているこの絶望、まさに自分の生きる地続きの世界だったからこそ、ネットに張り付き、団結し戦い続ける個人投資家たちに心を預けれた。そして得られるこのカタルシスたるや……
レディットってカタカナでみるとマジで変な感じだったし、見慣れた数々のネットミームたちがでかでかとスクリーンに映し出されてるのは何だかくすぐったかった。ハルクスマッシュ喰らうﾛｷﾁｬﾝミーム、あれ権利云々平気なの？？？？？笑
超豪華なお馴染みのキャスト達が本当に良くて、上記で挙げたポールダノやピートは勿論のこと、アメリカフェレーラ、マスクしてるとマジで誰だかわからないデインデハーン、そしてこれまた惨めなセバスタも良い。株や投資云々の知識が無くとも、大好きなセスローゲンが落ちぶれてくのをみてガッツポーズ出来るのだから、今作はとてつもなくウェルメイドな勧善懲悪作品に出来上がってると思う。超楽しかったし素晴らしかった。上映館が少ないからというのもあるだろうけど、こういう作品で満席近かったのも誇らしく思う。
レズビアンたちも可愛かったです嬉しかった😭
自分はやっぱりハイテンポ劇伴もりもり作品が大好きなんだなぁ改めて実感しました。あとパンフ読んで知ったのですが、クレイグ監督がCM企業出身らしく、作品たちが成す心地よいスピード感に何となく納得したり。
今年のお気に入りのひとつに入るね間違いなく良かったです
