とりん

レディ・サバイブ/フィアー・ザ・ナイトのとりんのレビュー・感想・評価

3.2
2023年97本目

元軍人のテスが妹の独身パーティーに誘われて、両親が所有していた田舎の別荘へと行った時に、不運にもヤクとお金がらみの揉め事に巻き込まれて襲われていくお話。
ありがちっちゃありがちな話ではあるので新鮮味も特になく、スリラーものであるけど、そこまでハラハラ感はない。
というのもテスが元軍人なのもありめちゃくちゃ強く、敵対すると圧倒的な強さを誇る。他の人は一般的な女性たちなので恐怖に慄くけど、まぁテスに目がいってしまう。

女性たちの独身パーティーということもあり、もちろんメインは女性なのだけど、女性の立場上の悪さや弱さ、女性だからと言って下に見られる的な部分が回見えたりするところもあった。
また妹とは仲良いが姉とは仲悪く、昔は良かったようだが、長いこと険悪な関係だったようだ。
映画からはよく分からないけど、この話だけ見てると圧倒的に姉が悪いように思う。自分の立場を捨てたくないだけで、周りには良い顔ぶって、自分は尽くしてますよ感アピールしてくるのが非常にうざい。そして襲われたら泣き叫んでパニくるし、潔く仲戻したかったとか言い出すし、どんなけ都合良いんだよとイライラしてくる。
でもこういう人って本当にいるよなと妙なリアル感出てた。まぁテスの気難しさや軍での辛さが劇中からも出てたし、いろんな依存症抱えてたとも言ってたから、その辺りで衝突も耐えなかったのだろうな。
とまぁ汲み取れる部分はいろいろとあるけれど、全体的に映画としては可もなく不可もなく。定番どころのアホな行動だったり、しっかりB級感漂わせてくれるし、それなりに楽しめた作品だったかな。
とりん

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