マレーボネ

戦慄怪奇ワールド コワすぎ!のマレーボネのネタバレレビュー・内容・結末

4.8

このレビューはネタバレを含みます

コワすぎ、最高におもしろかった〜!

これ、大 感 動 冒 険 ホ ラ ー ド キ ュ メ ン タ リ ー ですよ!!!!!!!!

いつも通りネタとしてのおもしろさがありつつ、フェイクドキュメンタリーとして相変わらずクオリティ高い映像。
それに加えて今回はストーリーもめちゃくちゃ熱くて集大成のおもしろさだった。まじで最高。

まず予告編だけでも期待値上がりまくってた赤い女の投稿映像。
FILE1.の口裂け女を感じさせる全力疾走で一気にハイボルテージなテンションにさせられる。
普通に怖い。

オカルトの森ではこういうホラー的な盛り上げはあんまりなかったので、コレだよコレ〜!と思ってた瞬間、オープニングBGMデンッ!デデデデデッ!で絶頂しかけた笑

続いて垢バン無職ユーチューバーと霊能者のキャラ紹介や吉田悠軌さんのインタビュー。
吉田悠軌さんは普段からまじで「赤い女」の都市伝説について考察されてるので、「まじで吉田悠軌さんが言いそうなこと言ってる笑」ってひたすら感心してた。
渾身の演技も後々怪談回とかで話題になってほしい。

撮影場所へ行く車内からは「ノーカット」の言葉通り、ノンストップで異界と繋がりまくり。
「物理攻撃、イけるよ!」のお墨付きもいただいてワクワクがマックス。

廃墟内での冒険はFILE.4をさらに進化させたような映像。
つなぎ目が分からないし、これはほんとにすごい。

ストーリーではユーチューバーたちの過去や女版ネオさまみたいな霊能者の登場も盛り上がるけど、何と言ってもシリーズ初の明確なヴィランである謎の霊体ミミズ使いの登場が熱い。

工藤との繋がりに焦点を当てて、前回の劇場版のような内省の物語として帰結させたのもシリーズならではの心地よいリフレイン。

パンフでも強調されていたけど、誰にでも加害者になりうる精神は持っていて、自分の中のそういう一面を認めた上で「お前をぶっ殺す!何度でも!」と言い切るところに熱さがある。

あんだけ走り回りながらめちゃくちゃしてるように見えて、こういうしっかりしたストーリーや社会性を組み立ててあるの映画としてほんとにおもしろいと思う。

クライマックスでは赤い女を捕獲するどころか、
「っ て こ と は 仲 間 じ ゃ ね え  か! ! ? ! ! ! ? ? ! ! !」
でパーティに加えて、工藤がバッドで殴る!市川が拳で殴る!子どもモンスターが食す!と、これが見たかった!の映像の連続。楽しい。

特に市川が殴られすぎて対工藤制圧兵器化してて笑った。

そんなこんなで最後のテロップ。
劇場で見てた近くの席の人が茶化すでもなんでもなく素のリアクションで「……ェ?」って声出てたの笑ってしまった。

エンドロール後、異界と繋がって大変なことになった渋谷交差点に、ゴリッゴリに武装した江野くんが颯爽と登場……はしなかった笑
ぜひ次回作にお願いします。

ファンにはたまらない集大成コワすぎでした。
Tシャツとパンフ買いました。
マレーボネ

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