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男になったらのoのレビュー・感想・評価

男になったら(1918年製作の映画)
4.0
叔父と暮らすおてんばな娘が、教育係の女や叔父の留守中の監視役の男から「女らしくなりなさい」と言われ続けることに嫌気がさして「男だったら良かったのに」と考え、男装をして舞踏会に出掛ける話。

舞踏会で偶然監視役の男と出会い、最初は男同士の友情のつもりが少しずつ危うい雰囲気になり、2人とも意識を失うほど酔っ払って…という展開から、原題タイトルに繋がる結末が衝撃的。

とにかくテンポが良くて、心配する教育係の横でひとりで大笑いして弾けるように動き回る娘から目が離せない。

序盤、「私が若い頃は…」とお説教しようとする教育係の女に対して、娘は「そんな昔の話はやめて」と言ってタバコの煙を吹きかける。娘が去った後、教育係の女は恐る恐るタバコを吸ってみるが思いのほか気に入って、繰り返し吸っては煙を吐くというシーンも100年前の作品とは思えないほど自由。
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