アンソニー

我が人生最悪の時 4K デジタルリマスター版のアンソニーのネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

面白かった。
たまに入ってくるクサい演出が
作品の雰囲気とマッチしていて
めっちゃ良かったです。

ストーリーは主役の濱マイクを通して
周囲で巻き起こる事件を見ていく。
ドラマが起こっているのは別の場所で、
濱マイクは渦中にいるわけではなく
巻き込まれてしまうだけという作り。
これが私立探偵モノの王道ですよね。
主役の視点から見ることで
色んな登場人物の色んな一面を
知ることが出来る。
それがキャラの面白さや魅力に
繋がっていると思います。

私立探偵ものでありながら
ミステリー要素は最初の方で終わり
途中からは人情モノに切り替わります。
あくまでも描くのは人間関係であって
謎解きでは無いというのも
この作品の良さな気がします。

一つ一つのエピソードがかなりいい。
指輪を渡すところとか最高でした。
短い時間でボリュームがあるのは
ちょっとした話も濃いから。
その濃さがストーリーの推進力に
なってます。

続きも気になるので
上映されたらまた観ようと思います。