このレビューはネタバレを含みます
面白かった。
たまに入ってくるクサい演出が
作品の雰囲気とマッチしていて
めっちゃ良かったです。
ストーリーは主役の濱マイクを通して
周囲で巻き起こる事件を見ていく。
ドラマが起こっているのは別の場所で、
濱マイクは渦中にいるわけではなく
巻き込まれてしまうだけという作り。
これが私立探偵モノの王道ですよね。
主役の視点から見ることで
色んな登場人物の色んな一面を
知ることが出来る。
それがキャラの面白さや魅力に
繋がっていると思います。
私立探偵ものでありながら
ミステリー要素は最初の方で終わり
途中からは人情モノに切り替わります。
あくまでも描くのは人間関係であって
謎解きでは無いというのも
この作品の良さな気がします。
一つ一つのエピソードがかなりいい。
指輪を渡すところとか最高でした。
短い時間でボリュームがあるのは
ちょっとした話も濃いから。
その濃さがストーリーの推進力に
なってます。
続きも気になるので
上映されたらまた観ようと思います。